麻生金融相、仮想通貨取引所の内部管理体制を立ち入り検査で確保
麻生太郎財務・金融担当相は23日の閣議後会見で、仮想通貨取引所の内部管理体制は利用者保護の観点からも極めて重要で、立ち入り検査などを通じて健全性の確保を図ると述べた。
仮想通貨取引所Zaifで発生したシステムトラブルについての質問に答えた。関係筋によると、Zaifの運営会社であるテックビューロには既に金融庁が立ち入り検査を実施している。
フィンテックの進展を受け、金融庁は、銀行、保険など業態別に構成された金融法制を決済などのサービス別にとらえ直す議論を進めている。麻生金融相は「広範な論点について、腰を据えて抜本的な議論が必要。結論には相応の時間を要する」と述べた。
ただ、「課題に応じて機動的に対応していかないと、ファイナンシャル・テクノロジーの進歩・発展に追いつかない部分もある」とも指摘した。
参考URL:
https://jp.reuters.com/article/aso-cryptocurrency-idJPKCN1G7023