欧州委員会「電力消費を理由にマイニングの禁止はできない」
仮想通貨のマイニングによる大量の電力消費への懸念が、欧州で広がっている。そんな声に応えるように、欧州委員会のデジタル経済社会部門委員長であるMariya Gabriel氏が、3月9日にマイニングは合法だとする声明を発表した。
同氏の発言は「仮想通貨のマイニングのために消費する電力が法に則していれば、現状では禁止、または制限する法的根拠がない。」というもの。一方で、電力を消費する経済活動の中でもマイニングは「エネルギー効率、電力部門、温室効果ガス排出量」に関するEUの規則の対象となっている、と指摘する。
現在、どれほどの量のマイニングが欧州で行われているかは、正確には明らかになっていない。欧州委員会は、仮想通貨がエネルギー消費と需要に及ぼす影響についての調査を続けていく予定だ。
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