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イーサリアムのコンセンサス方法変更のためのコード、レビュー準備整う

イーサリアム・ネットワークのコンセンサス形成方法を変更するために書かれた、新たなコードのレビュー準備が整った。開発者らが20日に明らかにした。

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ハイブリッド・キャスパーFFG(Friendly Finality Gadgetの略)として知られるイーサリアム改善提案(EIP)1011により、長年計画されてきた、エネルギーを大量消費するマイニング作業から、より環境に優しい方法(ミンティングとも呼ばれる)への移行の第一段階が実行に移されることになる。
 
イーサリアムの現在のコンセンサス・プロトコル(チェーンへの新たなブロックの追加をネットワークが承認する方法)は、プルーフ・オブ・ワークと呼ばれ、「プルーフ(証明)」のためにリソースを消費する必要がある。

イーサリアムの作成者であるヴィタリック・ブテリン氏やその他の開発者らは、プルーフ・オブ・ステーク方式への最終的な移行について議論してきた。この方法ではイーサを特殊なウォレットに保管し、ユーザーがこのコンセンサスのルールに従わない場合、これらの「ステーク」を失うリスクを負う。プルーフ・オブ・ステークへの移行計画は「キャスパー」として知られている。

実装された場合、EIP1011はキャスパーへの完全移行に向けた最初の部分的なステップとなり、2017年に公開された書類で議論されたアプローチである、プルーフ・オブ・ワークとプルーフ・オブ・ステークを組み合わせたハイブリッドなシステムを導入することになる。

キャスパーは長きにわたって開発されているものの、未だ一部で議論を呼んでいる。例えばVMwareのセキュリティ研究者は3月、キャスパーは「根本的に脆弱だ」と述べた。

しかしながら、EIP1011の著者の1人であるダニー・ライアン氏とチー・チェン・リャン氏は20日の会議で、このコード案は「レビューやコミュニティでの議論などの準備ができている」と仲間の開発者らに語った。

リャン氏は、イーサリアム・クライアントの開発作業はすぐに始めることが可能で正式な検証エンジニアとも連絡を取っている、と付け加えた。

「パズルのピースが集まり完成しつつあるので、フォークのブロック番号について議論し始める時が来ている」とリャン氏は述べた。

リャン氏が示唆しているように、この変更は既存のイーサリアム・ソフトウェアと互換性が無いため、実装のためにはハードフォークを行う必要がある。そのため、事前にしなければならないことはまだいくつかある。

リャン氏はさらに「テストについては、正確にいつ行われるかは分からない」と述べ、「テストを始める前に、議論のためにEIPをしばらくアップしたままにするつもりだ」と付け加えた。

 

参考URL:

http://vc.morningstar.co.jp/000388.html