スターバックス会長、仮想通貨市場を取るのはビットコインとは限らない
米スターバックスのハワード・シュルツ会長は、仮想通貨などのデジタル通貨はこれから広がっていく、そしてそれは仮想通貨で最大の市場規模を持つビットコインに限らないという見解を明らかにした。
Bloombergをはじめとした各社メディアが報じるところによると、同氏は仮想通貨とその基盤となるブロックチェーン技術が今後消費者の間で普及するにつれて、早くからスマートフォンによる支払いを採用したスターバックスがその立場を生かせるだろうと発言している。
今月25日に行われた決算説明会で、シュルツ氏は「スターバックスの将来と消費者行動の未来について熟慮する中で、ブロックチェーン技術により信頼できるデジタル通貨が1つか2つ生まれると個人的に信じている。」と語った。
しかしながら、2009年に誕生した初の分散型デジタル通貨であるビットコインに関しては、今後の展開に確信を持てないとしている。ビットコインの通貨としての有効性を懸念し、価格変動の激しいビットコインは日常的な消費者取引には向かないと述べた。
シュルツ氏は、スターバックスで独自の仮想通貨を発行する予定はないと述べているが、一方で支払いの手段として導入を検討していることを示唆した。どの通貨を使うかなどの詳細はまだ報じられていないため、今後も引き続き動向を追っていきたい。
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